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フォッカー E.III
フォッカー E.III()は第一次世界大戦初期のドイツの戦闘機である。機銃同調装置を初めて搭載し、固定銃を装備して敵の航空機を撃墜する機体として量産された世界初の戦闘機〔河野嘉之『図解戦闘機』新紀元社46頁、竹内修『戦闘機テクノロジー』アリアドネ企画9頁〕。 == 歴史 == 1915年、フランス空軍のローラン・ギャロスがモラーヌ・ソルニエ Lの中心線に固定銃を装備したことを受け、1915年6月ドイツは、プロペラ回転面内から射撃できる機銃同調装置を初めて搭載し、固定銃を装備して敵の航空機を撃墜する機体として、フォッカー E.IIIを量産した〔河野嘉之『図解戦闘機』新紀元社46頁、竹内修『戦闘機テクノロジー』アリアドネ企画9頁〕。機銃同調装置プロペラの回転面内から射撃することができた。 1916年初頭、ヴェルダンの戦いで当機を集中使用して一時は連合軍を圧倒した。この戦闘機を各国も見習うことになった〔戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで57頁〕。連合軍側がニューポール 11などの新鋭機を投入するまで「フォッカーの懲罰」という言葉を生むほど活躍した。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fokker E.III 」があります。
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